113系 0番代 組立説明書

1. ベース(2)を外形より少し大きめに切り、0.5tぐらいのボール紙に接着剤で接着します。いつものように、平らな面同士の接着には紙が反りにくくなるようスティックのりの「シワなしPiT S」を使ってみました。ただし、スティックのりは接着力があまり強くないので、量を多めに且つ均一に塗るよう気を付けて下さい。



2. 本体(1)と前部結合用部品(11)A、(11)Bを台紙から切り抜く前に、矢印をガイドにして同時に折り線を付けます。古くなったボールペン等を使うと良いでしょう。(灰色の矢印部分は裏から折り線を付けて下さい)



本体(1)を外形線に沿って切り抜いた後、裏側の前端から 4mm の位置に部品(3)を取り付けるガイドとなる線を鉛筆で軽く(表に筋が残らないように)罫書いておきます。



3. 本体(1)を折り線に沿って折り曲げます。屋根の肩部分は、ドライバーの軸等に巻き付けてしっかりと型を整えて下さい。裾のすぼまった部分は少し強めに内側に折り込んでおいた方が後で形を整え易いようです。



4. ベース(2)の接着剤が完全に乾燥してから外形どおりに切り抜き、ガイドラインを参照して本体(1)の内側の片方だけに曲がらないように木工用ボンド等で接着します。この時、赤い三角マークの向きが揃うようにします。



5. 部品(3)を本体(1)の内側に、上記 で罫書いたガイドに沿って接着します。(中間車の場合は部品(3)の代わりに妻板(4)Aを接着します)



6. ベース(2)の反対側を本体(1)に接着します。裾の絞り込みの形をここで整えておきます。



7. 妻板(4)B折り線を付けてから切り抜き、連結面に接着します。この時車体全体が歪まないように、十分注意して下さい。



8. 部品(11)A及び(11)Bをつないだまま切り抜き、上記 同様に車体形状に合わせて曲げ癖を付けます。

   

曲げ癖を付けたら、(11)Aと(11)Bを切り離します。(11)Aは本体(1)の屋根の幅よりちょっと狭くなっていますので外形線の内側に合わせて切り取って下さい。

9. で組み立てた本体部分の前面に前部結合用部品(11)Aと(11)Bを中心線を本体の前縁に合わせて(11)B、(11)Aの順に接着します。



10. 正面部品(4)Aに折り線を付けます。型紙だけでは解りづらいので、下図(緑線)を参照して下さい。
折り線を付けたら外形線(赤線部に切れ込み)に沿って切り抜きますが、行先幕部分(12)を取り付けるための切れ込みを忘れずに入れておいて下さい。

    
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11. 正面部品(4)を折り曲げて大体の形を整えます。



12. 部品(11)Bのを利用して、本体と正面部品(4)Aを側面部分で接着します。側面が面一となり塗り分けの境界線が一直線になるように注意深く作業を行って下さい。この時、側面から屋根の立ち上がり部分も屋根のRに合わせて接着しておきます。



13. 左右の側面を接続したら、正面底面部の糊代部分を接着します。全体の形を確認しながら、まず中心部を中心線を合わせながら接着し、続いて左右の糊代をベース(2)のテーパーに合わせて接着します。



14. 前部屋根のR部分の組立に移ります。まず部品(4)Aの櫛状部品の中心を部品(11)Aのガイドに合わせ位置決めをして接着します。続いて残りの櫛状部分を中心から外側に向かって順番に左右交互に貼って行きます。

    

両肩の部分は、形を整えるため裏から爪楊枝の頭等で押さえながら隙間を塞ぐように貼り付けますが、櫛状の部分を接着した段階で、ほとんど形が決まりますので、無理に接着剤を使わなくとも良いでしょう。(側面屋根へのR開始部分と、前端の屋根R開始部分とで床面からの高さが異なるため、この部分はちょっと強引に形を整えて下さい)

15. 裾の左右R部分は、部品(14)に曲げ癖を付け、裏打ちをして補強します。

    (画像をクリックすると大きな画面になります

16. 行先幕部分に折り線を付けてから、外形線にそって切り抜き組み立てます。

  

17. 行先幕部分を本体の切れ込みを利用して取り付けます。糊代は上部、正面部の順で差し込み位置を確認してから、爪楊枝等の先にボンドを付け内側から接着固定します。



18. 床下機器(5)及び台車(6)に折り線を付けてから外形に沿って切り抜きます。台車(6)の本体取り付け糊代部の裏側中心に印を付けて位置決めが楽にできるようにしておきます。



19. 床下機器(5)及び台車(6)を組立てて、ベース(2)の所定の位置に接着します。床下機器(5)は灰色と白色の境界線に沿って前後の向きに注意して取り付けます。台車(6)はベースの幅が狭くなっている部分の長手方向中心寄りの端に接するように接着します。これも向きがありますので注意して下さい。排障器もどきの絵が描いてあるのが正面です。台車は上記18で付けたセンタ・マークとベース(2)の中心線とを合わせるようにします



20. 部品(13)と部品(15)からスカートを組立ます。下図緑線部分に折り線を付け、左右のR部分はドライバの軸等に巻き付けて形を整えて下さい。部品(15)の濃淡の灰色の境界線に合わせ部品(13)を中心から接着していきます。

 

   

21. スカートを本体前部に接着します。



22. 貫通幌はお好みに応じて取り付けて下さい(注)。片持ち幌ですので上り側の連結面のみに取り付けます。
部品(8)及び(9)bの折り曲げ中心に折り線を付けてから少し大きめに切り出します。裏側前面にスティックのりを塗り、2つ折りにして平らにしっかりと貼り合わせます。

    

のりが十分乾いてから、幌(9)bの裏側の点線に沿って折り線を付け外形にしたがって切り出します。幌枠(8)は、真中の部分をくり抜いてから外側を切るようにします。
次に幌(9)bを折り曲げ、部品(10)bを使ってつなぎ合わせます。幌枠(8)を幌(9)bの両端にボンドでイモ付けします。



本体部分への取付は、幌枠(8)の部分にボンドを付けて接着します。

23. 以上でクハ111の完成です。レールも作って一緒に飾ってみてください。

    

以上
(注) 簡易版貫通幌も作って見ましたので、細かい枠を切り抜くのは苦手という方はこちらでも良いでしょう。





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